早朝のサプライズ
私の出勤時間は早い。4時前に起き、5時ごろに家を出て駅に向かう毎日だ。
12月に入って間もないとある日の朝、そのサプライズはおこった。
いつものように朝ゴハンを食べ、身支度をして、リビングの電気を消して、玄関を出る。
そして家のカギをかけて、門を出ようとした瞬間にいつもと違う何かを感じた。
えっ・・・何?何か不気味なモノが寄ってきた・・・
そう、寄ってきたモノは、タクシーの運転手。ガタイはでかくて微妙に猫背。
よ~く見たら、後ろにはエンジンが切られ、ライトだけがついているタクシーが止まっているではないか。
しかも「迎車」となっている。
ん?タクシーなんて呼んだか?いやいや、歩いて10分の駅までの道のり、タクシーなんてなくてもちゃんとたどり着けるぞ。
私:「タクシー呼んでませんけど」
運転手:「えっ?いや、電気が・・・」
私:「だから呼んでないって、場所間違いました?」
運転手が住所と予約した人の名前を告げた
私:「いや、それうちじゃないよ。ここは○○○の×××番地だよ」
運転手が間違ったことを詫びてしょんぼりとクルマに戻っていく。
住所のエリアだけは合ってたが、うちのあたりは同じ地名がかなり広範囲にわたって使われている。きっと頑張ってうちの近くまで来て、1階も2階も電気が付いている家の前で待機してたんだろう・・・
でも表札出てるんだから名前のチェックくらいしようよ・・・
それにしても、普段駅に着くまで人に全く会わない生活をしている中、家を出た瞬間暗闇の中から声をかけられるのは、そうとう激しく目が覚めます。
あの運転手さんは無事お客さんの家にたどり着いたのだろうか・・・